相撲の取り組みとは?ルール・流れ・見方を初心者向けにわかりやすく解説

相撲の取り組みとは?ルール・流れ・見方を初心者向けにわかりやすく解説

「相撲の取り組みって、何のこと?」「試合と何が違うの?」そんな疑問を持つ初心者の方は少なくありません。相撲には独自の用語と深い文化があり、基本を知るだけで観戦の楽しさが格段に変わります。この記事では、取り組みの意味と基本ルールから、1日のスケジュール・決まり手・取り組み表の読み方まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。観戦前にぜひご一読ください。

目次

「取り組み」の意味と基本をわかりやすく解説

「取り組み」の意味と基本をわかりやすく解説

相撲を初めて観戦するとき、まず耳にするのが「取り組み」という言葉です。

野球で言う「試合」、サッカーで言う「マッチ」に近い概念ですが、相撲の世界では独自の意味と文化的背景を持っています。

このセクションでは、「取り組み」という言葉の正確な意味と、1日・1場所全体でどれだけの勝負が行われるのかを基本から解説します。

取り組み=力士同士の1回の勝負のこと

「取り組み」とは、力士2人が土俵上で行う1回の勝負を指す相撲独自の用語です。

土俵に上がった2人の力士が向き合い、立ち合いから始まり、どちらかが勝敗条件を満たした時点で1つの取り組みが完了します。

所要時間は早ければ数秒、長くても1〜2分程度が一般的で、瞬発力と技術が凝縮した勝負です。

相撲はチームスポーツではなく個人競技のため、1回の取り組み=1試合の完結という構造になっています。

「取り組み」という言葉には、力士同士が互いに組み合って力を尽くす、という日本語本来の意味も込められています。

「取り組み」と「試合」「対戦」の違い

「試合」「対戦」という言葉も日常的に使われますが、相撲の世界では「取り組み」が正式な用語とされています。

「試合」は柔道・剣道・空手など武道全般で広く使われる言葉ですが、相撲ではあまり使用しません。

「対戦」は力士同士の組み合わせを指す際に使われることもありますが、1回の勝負そのものを指す場合は「取り組み」が適切です。

また、「一番(いちばん)」という表現もよく使われ、「今日の結びの一番」のように取り組みを数える単位としても機能します。

観戦・報道・解説のいずれの場面でも「取り組み」を使うのが相撲文化における正しい表現です。

1場所・1日で行われる取り組みの総数

大相撲の本場所は年6回開催され、各場所は15日間行われます。

1日あたりの取り組み数は番付の全段階(幕内・十両・幕下・三段目・序二段・序ノ口)を合計すると、およそ100番前後になります。

最も注目される幕内(まくうち)の取り組みだけでも、1日あたり約7〜8番の主要取り組みが組まれます(幕内力士は1日1番のみ)。

幕内全42名(東西各21名)が15日間で全員と取り組む形ではなく、勝ち負けの状況に応じて組み合わせが決められます。

1場所全体では、全番付合計で1,500番以上の取り組みが行われ、大相撲は非常に多くの勝負が凝縮されたスポーツイベントです。

参考:日刊スポーツ|大相撲全取組結果

相撲の取り組みで勝敗が決まる基本ルール

相撲の取り組みで勝敗が決まる基本ルール

相撲のルールはシンプルでありながら、細かな規定が存在します。

「足の裏以外が地面についたら負け」という基本原則を知っておくだけで、勝敗の判断がぐっとわかりやすくなります。

ここでは、勝敗を決める条件・制限時間・審判が介入する場面について詳しく説明します。

勝敗が決まる2つの条件

相撲の勝敗は、以下の2つの基本条件のどちらかを先に相手に課した力士が勝ちとなります。

  • 土俵の外に出る(俵を踏み越える):相手の足が土俵を囲む俵の外側に出た瞬間に負けとなります。
  • 足の裏以外が地面につく:手・膝・肘など、足の裏以外の体の部位が土俵についた瞬間に負けとなります。

この2つの原則は非常にシンプルですが、瞬時の判断が必要な場面も多く、審判(行司・勝負審判)の目が常に光っています。

なお、まわし(廻し)が完全にほどけて落ちた場合も反則負けとなります。

また、「かんぬき(両腕を相手の脇から差し上げてロックする行為)」「目突き」「頭髪をつかむ」などの反則行為も負けとなる規定があります。

制限時間と仕切りのルール

力士は土俵に上がると、すぐに立ち合うわけではなく、「仕切り(しきり)」と呼ばれる準備動作を繰り返します。

仕切りの制限時間は番付によって異なります。

  • 幕内:4分間
  • 十両:3分間
  • 幕下以下:2分間(序ノ口・序二段は1分)

制限時間内は力士が自分のペースで塩をまき、蹲踞(そんきょ)の姿勢をとりながら互いの呼吸を合わせます。

制限時間が来ると行司が「時間いっぱい」と告げ、両力士は必ず立ち合わなければなりません。

立ち合いは両力士が同時に両手を土俵につけた瞬間が開始の合図とされており、片方だけが先に動いた場合は「不成立」として仕切り直しになることがあります。

物言い・取り直しが発生するケース

「物言い(ものいい)」とは、勝負の判定に疑義が生じた際に勝負審判(土俵を囲む5人の親方)が異議を唱えることです。

物言いが付くと審判全員が土俵に上がり、行司・審判長・ビデオ審判を交えて協議が行われます。

物言いが発生する主なケースは以下の通りです。

  • 両者がほぼ同時に土俵外に出た・地面についたように見えた場合
  • 行司の軍配(判定)が誤っている可能性がある場合
  • 反則行為があった疑いがある場合

「取り直し(とりなおし)」は、協議の結果「どちらが先に負けの条件を満たしたか判定できない」と判断された場合に行われる再試合です。

取り直しは非常にまれなケースですが、激しい攻防の末に同体(どうたい)と判定されたときに発生します。

取り組みの流れを時系列で理解しよう

取り組みの流れを時系列で理解しよう

取り組みは単に「ぶつかって押し出す」だけではなく、土俵に上がってから勝負が決するまでに一定の作法と流れがあります。

この流れを理解しておくと、観戦中の「あの動作は何?」という疑問が解消され、より深く楽しめるようになります。

土俵入りから仕切りまでの所作

取り組みは力士が花道から土俵へ上がる「土俵入り」から始まります。

土俵に上がった力士は、まず「塩まき」を行います。これは土俵を清める神聖な儀式であり、怪我の防止を祈る意味も込められています。

次に「蹲踞(そんきょ)」の姿勢(しゃがんで両膝を開いた状態)をとり、行司の指示に従って仕切り線の前に座ります。

仕切りでは「四股(しこ)を踏む」「水を飲む(力水をつける)」「紙で口を拭う」などの所作が決まった順序で行われます。

これらの所作はすべて神道の儀礼に根ざしており、相撲が単なるスポーツではなく神事(しんじ)としての側面を持つことを示しています。

立ち合いから勝負がつくまで

制限時間が来ると、両力士は仕切り線の前に両拳をつけて向き合います。

「立ち合い(たちあい)」は両者が同時に立ち上がる瞬間で、このタイミングが試合の行方を大きく左右します。

立ち合いで有利な体勢を取れるかどうかが、そのまま勝負の大半を決めると言っても過言ではありません。

立ち合い後は「押し・突き・引き・投げ・寄り」など様々な技が繰り広げられ、どちらかが土俵外に出るか足の裏以外が地面につくまで続きます。

勝負がついた瞬間、行司が軍配(ぐんばい)を勝者の方向に上げて判定を示します。

以下の動画では実際の取り組みの流れを確認できます。

勝負後の作法(勝ち名乗り・懸賞金・手刀)

勝負がついた後にも、相撲ならではの作法が続きます。

「勝ち名乗り(かちなのり)」は、行司が勝者の四股名(しこな)を高らかに読み上げる瞬間です。観客が最も盛り上がる場面の一つです。

「懸賞金(けんしょうきん)」は、企業や個人が特定の取り組みに賞金を出すスポンサー制度です。懸賞旗を持った呼び出しが土俵を1周し、勝者が行司から懸賞金を受け取ります。

懸賞金を受け取る際、勝者は「手刀(てがたな)」と呼ばれる3回の手の動きを行います。

手刀は左・右・中央の順に手を振り下ろす動作で、それぞれ「神・仏・人への感謝」を表すとされています。

勝負後、敗者は静かに花道へ引き上げ、勝者も余分な喜びを表現せず落ち着いた立ち居振る舞いが求められます。これが相撲の「品位・気力・体力」の精神を体現しています。

1日の取り組みスケジュールと時間帯

1日の取り組みスケジュールと時間帯

相撲観戦を楽しむうえで、「いつ行けば目当ての力士を見られるか」を知っておくことは非常に重要です。

1日の取り組みは朝から夕方にかけて番付の低い順から始まり、最後に最上位力士が登場します。

朝から夕方まで:番付別の取り組み時間帯

1日の取り組みスケジュールはおおよそ以下の通りです。

番付 開始時間の目安
序ノ口(じょのくち) 8:00〜8:30頃
序二段(じょにだん) 9:00〜10:00頃
三段目(さんだんめ) 10:30〜11:30頃
幕下(まくした) 12:00〜13:30頃
十両(じゅうりょう) 14:00〜15:00頃
幕内(まくうち) 15:00〜18:00頃

※上記時間はあくまで目安であり、場所・日程・進行状況によって前後します。

朝早くから入場すれば、若手・下位力士の取り組みも含めてまる1日楽しむことができます。

幕内・十両の取り組みは何時から始まる?

最も注目を集める幕内の取り組みは、通常15:00〜15:30頃に開始されます。

その前に行われる「幕内土俵入り(横綱土俵入り含む)」は14:50頃から始まることが多く、この儀式も見ごたえがあります。

十両の取り組みは14:00頃からスタートするため、幕内力士の取り組みより約1時間前に入場すれば十両も楽しめます。

1日のクライマックスは「結びの一番」で、最上位力士(横綱・大関)による最後の取り組みは17:45〜18:00頃に行われます。

参考:日本相撲協会公式サイト|日別の取組・結果

推し力士の取り組み時間を調べる方法

特定の力士を応援している方が取り組み時間を調べるには、以下の方法が便利です。

  1. 日本相撲協会公式サイトsumo.or.jp で番付別の取り組み表を確認できます。
  2. スポーツナビ(Yahoo!)大相撲情報ページで取組速報・番付表が確認できます。
  3. 日刊スポーツ全取組結果ページで各段の結果と番付情報が掲載されています。

翌日の取り組み表は当日夕方(結びの一番終了後)に発表されるため、観戦予定日の前日に確認するのがベストです。

番付が高い力士ほど後半に登場するため、横綱・大関クラスの力士を見たい場合は15時以降に入場するだけでも十分楽しめます。

相撲の取り組みでよく見る決まり手10選

相撲の取り組みでよく見る決まり手10選

日本相撲協会が定める決まり手(きまりて)は82種類+特殊技5種類の計87種類ありますが、実際の取り組みで頻繁に見られる技は限られています。

観戦時に解説者が技名を言っても意味がわからなかった経験がある方は、ここで紹介する10種類の決まり手を覚えておくだけで観戦が格段に楽しくなります。

大相撲本場所 親方取組解説!<令和7年三月場所・二日日> #sumo #相撲

押し・突き系の決まり手(押し出し・突き出し・叩き込み)

押し出し(おしだし)は、相手の体を両手で押して土俵の外に出す技です。最もオーソドックスな決まり手の一つで、出現頻度が非常に高い技です。

突き出し(つきだし)は、連続した突きで相手を土俵の外に追い出す技です。速攻型の力士が多用し、立ち合い直後に決まることが多いのが特徴です。

叩き込み(はたきこみ)は、相手が突っ込んできた瞬間に横にかわして手で叩き落とす技です。体の大きな相手に対して有効で、引き系の技に分類されます。

押し・突き系の技は「まわしを取らずに勝負を決める」スタイルで、スピードと瞬発力が求められます。

投げ技系の決まり手(上手投げ・下手投げ・小手投げ)

上手投げ(うわてなげ)は、相手のまわしを外側(上手)から持ち、体をひねって投げる技です。豪快さと技術の両方が求められる花形技の一つです。

下手投げ(したてなげ)は、相手のまわしを内側(下手)から持って投げる技です。体の密着した「がっぷり四つ」の状態から繰り出されることが多く、力強さが見どころです。

小手投げ(こてなげ)は、相手の腕(肘の内側)を抱え込んで投げる技です。腕を固定することで相手の体幹を崩しやすく、意外性のある場面で使われます。

投げ技は「まわしを取る相撲」の象徴で、技巧派の力士が得意とします。

その他の代表的な決まり手(寄り切り・送り出し・はたき込み)

寄り切り(よりきり)は、相手のまわしを取った状態で体を密着させ、じりじりと押して土俵の外へ出す技です。取り組み全体の中でも最も出現頻度が高い決まり手で、実に全取り組みの約20〜25%を占めると言われています。

送り出し(おくりだし)は、相手の背後に回り込んで押し出す技です。相手を土俵の外へ送り出す動きから名付けられており、相手の引き・崩れに乗じて決まることが多いです。

はたき込みは叩き込みと混同されやすいですが、はたき込みは相手の頭・肩・腕などを上から叩いて前に転ばせる技です。相手が前のめりになった瞬間を狙います。

この他にも「掬い投げ」「外掛け」「内掛け」「足取り」など多彩な技があります。決まり手は取り組み後に場内アナウンスで告げられるため、覚えておくと観戦の理解が深まります。

番付と取り組みの関係を知ろう

番付と取り組みの関係を知ろう

相撲の取り組みは「誰と誰が戦うか」が事前に決まっており、その組み合わせには明確なルールがあります。

番付(ランキング)と取り組みの組み合わせの関係を理解すると、「なぜあの力士が結びの一番に登場するのか」が自然とわかるようになります。

番付が高いほど後半に登場する理由

1日の取り組みは番付が低い順(序ノ口から)に始まり、番付が上がるにつれて後半に登場する構造になっています。

これは単なる演出上の慣習ではなく、「番付が高い力士ほど観客の関心が高い」という事実に基づいた合理的な構成です。

1日の最後に行われる取り組みは「結びの一番」と呼ばれ、その日の最高位力士(通常は横綱または大関)が登場します。

この構成により、観客は朝から来ても夕方から来ても、それぞれの時間帯に合った取り組みを楽しめる設計になっています。

取り組みの組み合わせはどう決まる?

取り組みの組み合わせは、各場所において「割(わり)」と呼ばれる編成作業によって決められます。

割は日本相撲協会の「審判部」が担当し、以下の条件を考慮して毎日の取り組みを組み合わせます。

  • 番付(地位)が近い力士同士が対戦するのが基本
  • 場所前半は番付を重視し、後半は勝敗(星)を重視する
  • 横綱・大関はなるべく多くの上位力士と当たる組み合わせにする

場所の終盤(12日目以降)になると、優勝争いをしている力士同士が対戦するよう組まれることが多く、これが「優勝争いの山場」を生み出します。

同部屋力士が対戦しない原則とは

相撲には「同部屋の力士は本場所で対戦しない」という不文律(現在は慣例として定着)があります。

これは、同じ相撲部屋で毎日稽古をする仲間同士が本番で戦うことの難しさ(八百長疑惑の防止・士気の維持)を考慮したルールです。

ただし、優勝決定戦(プレーオフ)の場合はこの原則が適用されず、同部屋の力士同士が対戦することがあります。

また、「一門(いちもん)」と呼ばれる複数の部屋のグループ内の力士は、同部屋ではなくても取り組みを避ける傾向がありましたが、近年はこの慣例は緩和されています。

取り組み表の見方【観戦前にチェック】

取り組み表の見方【観戦前にチェック】

取り組み表(とりくみひょう)は、その日の全取り組みの組み合わせが記載された一覧表です。

紙や画面で見たとき「東・西はどっちが有利なの?」「『これより三役』って何?」と感じる方に向けて、読み方を解説します。

大相撲・2020年3月場所(13日目)の全取組結果一覧と各段成績順 ...

東方・西方の配置と番付順の読み方

取り組み表では、力士が「東(ひがし)」と「西(にし)」に分けて記載されています。

番付表では、東が上位・西が下位という序列があります。同じ「横綱」でも東の横綱は西の横綱より地位が高いとされます。

取り組み表は上から下へ番付が低い順(序ノ口→幕内)に並び、最後に「結びの一番」が来ます。

取り組み表の中央に「対戦相手」の名前が横並びで記載され、どちらが東・西かを確認することができます。

参考:日本相撲協会公式サイト|幕内の星取表

「結びの一番」「これより三役」の意味

「結びの一番(むすびのいちばん)」とは、1日の取り組みの最後に行われる締めの取り組みのことです。

最上位の力士が登場するため、最も観客の注目が集まり、会場の興奮が最高潮に達する瞬間です。

「これより三役(これよりさんやく)」とは、幕内取り組みの後半部分で、小結・関脇・大関・横綱の取り組みが始まる前のアナウンスです。

「これより三役」のアナウンスが流れたら、いよいよ幕内のクライマックスに突入したサインです。

この前後から会場の雰囲気が大きく変わり、テレビ中継でも放送時間が集中するため、観戦時には必ずチェックしてください。

翌日の取り組み発表はいつ?確認方法

翌日の取り組みは、当日の本場所終了後(結びの一番終了後)、その日の夕方〜夜に発表されます。

確認方法は以下の通りです。

  1. 日本相撲協会公式サイトの「取組表・結果」ページを確認する。
  2. スポーツナビ(Yahoo!大相撲)で翌日の取り組みページをチェックする。
  3. NHKニュースや相撲専門番組の翌日取り組み発表を視聴する。

特に場所後半になると優勝争いに絡む力士の対戦が組まれるため、翌日の取り組み発表は大きな注目を集めます。

相撲の取り組みを見る方法【視聴・観戦ガイド】

相撲の取り組みを見る方法【視聴・観戦ガイド】

相撲の取り組みは様々な方法で視聴・観戦できます。

テレビ・ネット配信・生観戦・過去動画と、それぞれのメリットを整理して紹介します。

テレビ中継で見る(NHK総合・BS)

NHK総合テレビでは、本場所期間中に幕内の取り組みを毎日中継しています。

放送時間は通常16:00〜18:00(地上波)で、結びの一番まで放送されます。

NHK BSでは十両の取り組みから中継することもあり、より多くの取り組みを視聴できます。

地上波のNHK中継は無料で視聴できるため、初めて相撲を見る方に最もおすすめのメディアです。

ネット配信で見る(ABEMA・NHKプラス・公式アプリ)

ABEMA(アベマ)では、大相撲の本場所全取り組みを無料でライブ配信しています。

序ノ口から幕内の結びまで全取り組みを視聴できるため、全番付を追いたいファンに最適です。

NHKプラスはNHK受信契約者向けのサービスで、テレビ放送と同時配信・見逃し配信が利用できます。

日本相撲協会公式アプリ「大相撲」では、十両・幕内の全取り組み動画を視聴できます(一部有料コンテンツあり)。

日本相撲協会公式アプリ「大相撲」 十両・幕内全取組ムービー視聴可能!

国技館・地方場所で生観戦する

生観戦は、テレビでは伝わらない迫力・音・空気感を直接体感できる最高の体験です。

東京・両国の国技館では1月・5月・9月の3場所が開催されます。

その他、3月は大阪(エディオンアリーナ大阪)、7月は名古屋(ドルフィンズアリーナ)、11月は福岡(福岡国際センター)で開催されます。

チケットは日本相撲協会公式サイトや各種チケット販売サービスで購入でき、マス席(升席)・椅子席・溜席(砂かぶり)など多様な席種があります。

参考:日本相撲協会公式サイト

過去の名勝負を動画で見る方法

過去の名取り組みを見たい場合は、日本相撲協会公式YouTubeチャンネルが最も充実しています。

公式チャンネルでは、歴代横綱の名勝負・各場所の注目取り組みなど多数の動画が無料で公開されています。

参考:日本相撲協会公式チャンネル(YouTube)

以下は実際の取り組み動画の例です。

日本相撲協会公式チャンネル - YouTube

取り組み観戦がもっと楽しくなる3つの注目ポイント

取り組み観戦がもっと楽しくなる3つの注目ポイント

ルールを知った上でさらに相撲観戦を楽しむには、「何に注目するか」が大切です。

ここでは初心者がすぐに実践できる3つの注目ポイントを紹介します。

立ち合いの駆け引きに注目する

取り組みの勝敗は、立ち合いの最初の0.5秒〜1秒で大きく決まると言われています。

どちらが先に有利な体勢を取れるか、互いの出足・当たりの強さ・重心の位置に注目してみてください。

「当たって前に出た方が有利」という基本はありますが、相手の勢いを利用して引いたり、かわしたりする駆け引きも見どころの一つです。

特に横綱・大関クラスの取り組みでは、立ち合いの「気合い」が音や迫力として伝わってきます。

力士の得意技・型を事前にチェックする

力士にはそれぞれ「得意な相撲の型(スタイル)」があります。

  • 押し相撲型:まわしを取らず押し・突きで勝負する(例:速攻型力士)
  • 四つ相撲型:まわしを取って組んでから技を繰り出す(例:技巧型力士)
  • 左四つ・右四つ:どちらの腕を下手(内側)に差すのが得意かという利き腕的な概念

事前に対戦する力士の得意技を知っておくと「この力士は今日どんな戦術を使うだろう」という予測が立てられ、観戦の楽しさが倍増します。

力士の情報はスポーツナビ大相撲ページや日本相撲協会の力士プロフィールで確認できます。

解説を聞きながら観戦するコツ

テレビ・ネット配信で観戦する際は、解説者・実況アナウンサーの言葉を積極的に聞くのが上達の近道です。

解説者は多くの場合、元力士・親方が務めており、「今の立ち合いのポイント」「この体勢はどちらが有利か」をリアルタイムで教えてくれます。

取り組み後の「決まり手アナウンス」も聞き逃さないようにすると、技の名前が自然と覚えられます。

また、日本相撲協会のYouTubeチャンネルでは親方による取り組み解説動画も公開されており、独学で理解を深めるのにも最適です。

相撲の取り組みに関するよくある質問

初心者の方からよく寄せられる取り組みに関する疑問をQ&A形式で解説します。

取り組みは何分くらいで終わる?

Q. 取り組みは何分くらいで終わりますか?

A: 多くの取り組みは立ち合い後数秒〜1分以内に決着がつきます。押し・突き相撲が多い力士が対戦する場合は10秒以内に決まることも珍しくありません。一方、四つ相撲のがっぷりした取り組みでは2〜3分続くこともあります。幕内の制限時間(仕切り時間)は4分ですが、これは準備時間であり、勝負の時間は含みません。長い取り組みの記録は歴史的なものでは数十分に及んだ例もあります。

引き分けはある?水入りとは?

Q. 相撲に引き分けはありますか?「水入り」とは何ですか?

A: 現代の大相撲では引き分けは極めてまれで、事実上ほとんど発生しません。かつては「水入り」という制度があり、取り組みが長時間(目安として4〜10分以上)になった場合に一時中断して水を飲ませ、その後再開するという慣例がありました。現在も極めてまれなケースで取り組みが長引いた際に水入りが行われることがありますが、現代相撲では滅多に見られません。引き分けが成立するには「同体(両者が同時に負けの条件を満たした場合)で取り直しにもならないケース」ですが、これも実質的には取り直しになります。

1日に同じ力士が2回取り組むことはある?

Q. 1日に同じ力士が2回取り組みに出ることはありますか?

A: 本場所(正式な大相撲の本番)では、幕内・十両の力士は1日に1番のみが原則です。同じ力士が1日に2回出ることはありません。ただし、場所最終日(千秋楽)に同点の場合の「優勝決定戦(プレーオフ)」が行われる場合は、本割(通常の取り組み)と優勝決定戦の合計2番取り組む可能性があります。また、幕下以下では取り組み数の制限が異なる場合があります。

今日の取り組み結果を確認するには?

Q. 今日の取り組み結果をリアルタイムで確認する方法はありますか?

A: 以下のサービスでリアルタイムの取り組み結果を確認できます。

まとめ|取り組みを理解して相撲観戦をもっと楽しもう

この記事では、相撲の「取り組み」について基本的な意味から実践的な観戦方法まで幅広く解説しました。

最後に、今回の記事のポイントを整理します。

  • 取り組みとは力士2人が行う1回の勝負のことで、足の裏以外が地面につく・土俵の外に出ると負けとなる。
  • 1日の取り組みは朝から夕方にかけて番付の低い順から行われ、幕内は15時頃・結びの一番は18時前後に行われる。
  • 寄り切り・押し出し・突き出しなどの決まり手を覚えておくと観戦の楽しさが格段に増す。
  • NHK・ABEMA・公式YouTubeチャンネルなど様々なメディアで取り組みを視聴できる。
  • 立ち合いの駆け引きと力士の得意技に注目することで、奥深い相撲の魅力が伝わってくる。

相撲は一度基本を覚えると「なぜあの技が決まったのか」「なぜ負けたのか」がわかるようになり、観戦のたびに新しい発見があります。

ぜひ次の本場所を取り組みの知識を活かしながら観戦してみてください。生観戦・テレビ・ネット配信、どの方法でも相撲の醍醐味は十分に伝わります。

参考:日本相撲協会公式サイト|取組表・結果 / スポーツナビ大相撲 / 日刊スポーツ大相撲全取組結果

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